横濱ウィンナー

btsester2008-05-23

 2007年12月12日パシフィコ横浜で行われたくるりのライブDVD「横濱ウィンナー [DVD]」を鑑賞。これ、約3ケ月前に当日演奏された全21曲の内12曲を収録したライブCD「Philharmonic or die」としてリリースされていたライブの完全収録盤。まず先行発売されたCDが、「後でDVDで出るなら買わなければよかった」なんて思えないほど素晴らしくて、ホントに何度も何度も聴いていた。で、これでいままで音だけで接していたもののイメージが具現化する。同じ日のライブ音源だけど、コーネリアスの「Sensuous」と「SENSURROUND [DVD]」の関係に近いかも。そしてコーネリアスとの共通点、音が抜群にいい。超がつくほどの名曲「ブレーメン」ではじまり、アンコールでふたたび登場の「ブレーメン」で、あまりの良さに泣きそうになる。くるりは油断してると、ホントいい曲作るから、ほっとけない(ほっとかないけど)。椎名林檎(東京事変)もそうだけど、圧縮音源時代へのアンチテーゼ。いい音楽をいい音で聴く、そこで倍増される感動もある、ということ。子供には、こういう事を伝えていけたらと思ったりもする。いまどきの親でも、ちゃんとCDやDVDを買って、それなりの環境で音楽聴いてる人も少ないようなので(オーディオを団塊世代だけの趣味にさせるなんてもったいない、若い時こそいい音で聴くべきでしょ)。僕も父親の趣味のクラシック音楽を聴かされて育ったみたいだし。


くるりブレーメン(Live)」