OLYMPUS E-5

 発表前には革新的なカメラになる、なんて噂もあった、オリンパスフォーサーズ・フォーマットのフラグシップ機「E-5」は、3年前に出された「E-3」とほぼ見た目も同じで、一ヶ月前に発表されたときは、期待の最低限のラインにしか応えていないもので、正直少しがっかりした。なのに、この1ヶ月で色々な情報を集めて、こんなにも発売日を心待ちにしたことも久しぶり。
 まさか、デジタル製品を発売日に買うなんて。まぁ、予約キャンペーンなどもあり、価格コムに発売日時点で提示されている値段より、実質3割引ぐらいで買えたというのが大きかったけど。そもそも予約キャンペーンやオリンパスのオンラインショップのポイント値引き諸々で、価格コムの最安値からも大幅に安くなるなんて、この製品が、いかに既存のオリンパスユーザに向けた製品かがわかる。一見さんお断り的な。
 僕がE-510というエントリー機からフラグシップへと大幅にステップアップした、というのも大いに関係はあるとは思うけど、ボディの堅牢性、オートフォーカスの速度から、液晶モニタ、解像感、ダイナミックコントラスト、アートフィルターまで、全てが満足いく作り。今回は、フォーサーズ・フォーマット存続の問題もあったので、他社の製品も結構ちゃんと見たけど、もうフォーサーズと心中することに決めた。
 さて、あとは腕か。